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地域の宝−音楽寺−


「護法神像」を守る建屋の除幕  切り込み写真「「護法神」(資料館展示)

歴史を訪ねて

 800年余りの歴史がある、市内最古の寺「音楽寺」。円空仏とアジサイで有名な寺「音楽寺」。
 その音楽寺で、平成17年6月5日、「護法神像」を守る建屋の除幕式があった。「護法神像」が、雨ざらしの状態にあったため、地域の住民の寄付で屋根が作られた。「護法神像」は、平成15年6月、境内にあった枯れかけた楠木を、加藤昭治氏、服部茂夫氏(美並村)によって彫刻合作されたものである。高さ約3m、重さ約2トン。
「護法神」の本体は、境内にある、白壁土蔵造りの落ち着いた資料館「村国の郷」内に保管、展示されている。「護法神」については、こんな言い伝えが残っている。当時、伝染病が蔓延、円空上人の寄進後ピタリと止まった、とか。
 円空上人は、村久野の地に2,3年滞在、お礼に鉋彫りの仏像薬師如来をはじめ16体の仏像を寄進した、と伝えられている。
 平成17年3月には、梅原猛氏が音楽寺を訪れている。円空仏に大変な関心をお持ちの梅原氏は、奥様と一緒に来られ、その際色紙を残している。
「目の凹み 頬の突出た 村護法」
 現在は「あじさい祭り」で有名なお寺になり、広く知られるようになってきたが、その間の経緯を簡単に触れておきたい。
 まず、平成6年に、ふるさとの文化財を自分達の手で保存し、後生に受け継ごうと地元の人たちの熱意で境内に資料館「村の郷」が建立された。さらには、円空仏の他にも花で有名なお寺にしようと、アジサイ20種類1200株植えられた。以後、「あじさい祭り」として公開されるようになり、本年で7年目。平成17年6月5日に開会の式典が催された。
 式典の日には、まだアジサイの花は疎らであったが、まもなく咲き競う頃には、市内外から大勢の人が訪れ、円空仏とアジサイの花に酔いしれることだろう。
(安藤)
村久野区歴史資料館「村国の郷」 円空上人作 荒神像(資料館展示)