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地域の宝−地域の宝−漫画家「くらはし かん」さんを訪ねて−−


藤花(ふじか)ちゃん

 江南市市制50周年を記念して制作されたマスコットキャラクター”藤花(ふじか)”ちゃん。
 藤花ちゃんは、「広報こうなん」の表紙にいつも登場、イベントなどでも活躍している。
 すっかり市民におなじみである。

 その藤花ちゃんをデザインされた方が倉橋 寛(くらはし かん、45歳)さんである。

 「地域の宝」に取り上げさせていただきたく、取材をお願いしたらご快諾いただいた。

 「肩書きは何ですか」
 こんな幼稚なことからお尋ねした。
 何しろ予備知識0でお邪魔したのだから止むを得ない。

 「一般には漫画家と呼ばれています」
 頂いた名刺には「イラストレーター」とあった。

 取材を終えて思った。
 「”くらはし かん”は、江南市在住の偉大な日本の漫画家」
 



 取材は大きく分けて4つについてお尋ねした。

 1.漫画家になったきっかけ
 2.漫画の創作過程
 3.今までの作品
 4.将来の夢

 以下、この順序に沿って筆者の感想を交えてその要点をまとめてみたい。

 1.漫画家になったきっかけ 

   江南市村久野の実家で、父、兄のそろばん塾、学習塾の手伝いをしていた。その頃、デザインの勉強をしたく、名古屋専門学校に通う。
   そこで名古屋在住の漫画家に出会う。その先生に紹介を受けて描いたのが仕事としての漫画の最初。26歳後半のことである。

   バブル絶頂期に「名古屋タイムズ」より株漫画を6年間連載。

   1993年より「中日スポーツ」にドラゴンズ4コマ漫画「おれたちゃドラゴンズ」を連載。現在の活躍の礎を築く。

 2.漫画の創作過程

    まずは本日の中日スポーツの2面トップの連載4コママンガ「おれたちゃドラゴンズ」を見せていただいた。

    それを例にして作品化するまでの秘話をお聞きした。

    ・話題を決める
      テレビの実況放送を見ながら話題を決める。
    ・第1コマ 
      昨日のゲームでは「打順が大きく変わった」が話題。
    ・第2、3、4コマ
      膨らませていく。最初は科白のみ。
    ・絵をつけていく

    これだけのことをゲームを観戦しながら、およそ3時間で仕上げる。
    8時ごろまでの2時間で「すじ」を、そして9時ごろまでの1時間で絵をつける。

    9時半までには新聞社にファックスで送付。(この時間以後になると新聞社から催促があるので、この時間がリミットになった。)
 
    これを週6日だから大変だ。

    「漫画制作と言う仕事柄道具が要る。外で仕事をするわけにいかないのでどこにも出られない」
    この一言が大変さを雄弁に物語っている。
    もちろん病気をしている暇もない。

  3.今までの作品
    
    ・「財テクママのマル得銘柄」(名古屋タイムズ)

    ・「日本史ピンからキリ探訪」(歴史読本)

    ・「おれたちゃドラゴンズ」(中日スポーツ)※現在進行中
 
    ・「ビホくん」(尾北ホームニュース)※現在進行中
                                        他

  4.将来の夢

    「現実的な夢だが」との前置きで二つのことを話してくださった。

    以前、月刊誌「歴史読本」に7年、歴史4コマ漫画を連載してきた。それを単行本として出版したい。

    もう一つは、小説を書きたい。
    かつて大化の改新をテーマとする作品を書いた。その作品が、コンテストで賞をいただいたことがある。
    飛鳥時代のことを小説にしたいと考えている。

    前置きの通り、これは夢ではなく近い将来実現する目標であろう。
    この目標は、近い将来実現すること間違いなし、そう思った。


 2時間足らずの時間ではあったが、気さくに取材に応じていただいた。
 筆者はもとよりお読みいただいている皆さんにとっても新鮮な話ばかりではなかろうか。

 漫画家”くらはしかん”の知られざる秘話をお聞きした今、改めて藤花(ふじか)ちゃんをながめるといっそう親しみがわく。愛らしい。

 なお、倉橋寛さんのHPを紹介しておきたい。
  
   KAN'S CAN http://www.geocities.jp/kans_can/
(安藤)
取材中のくらはしさん 「おれたちゃドラゴンズ」原版 単行本の数々